私が今回のバカロボでもっとも笑ったのは2台ペアの女子高生ロボのひとつ、JUNKO 2007です。

ですが、本番では不当な評価をうけていました。また、下記のレポートでも一様に評価が低いようです。
その原因として、多くの人が意図を理解できていない事にあります。
ロボットというより、ジオラマ型地震シュミレーターで、JUNKOはそれに載っている人形の名前です
(写真の右端にみどりのツマサキがちょっと写っているのがソレ)。
動作はまずマイコンで制御された地震を模した振動が始まります。これに伴い紙相撲のようにJUNKO(無動力)は左右に移動しつつピンポン球のアタマを左右、上下?に回転(ずらす?)させます。たいへんコミカルな動作で、これを彼女らは「踊り」と定義していました
(客観的には単なる横移動です)。さらにこの踊りの間に周りのビル等が振動で倒壊していきます。街や山が崩壊していくのにJUNKOだけが平気で踊っているという構図です。
しかもビル黄色です、ビルに見えません。山肌が地滑りすると、山がウンコ型に変わります。誰も気が付きません
(このあたり、JUNKO→UNKOウンコだったのでしょう。若人にありがちな発想です)。
シュールです。
この後、振動が大きくなり、さすがのJYUNKOも転倒…ピンポン玉の頭は転がっていきます。そして停止。
最後に「JYUNKOは冷静でした」
というナレーションが入るのですが、
既存のお笑いテクニックであれば、
『いくら冷静でも、倒れてるジャン、首もげてるジャンっ!』
とツッコミを入れることろです。
実際はそんな無粋なセリフを彼女らは拒絶しました。あくまで観客の感性に任せました。

残念ながら、誰も気がつきませんでした、いや気付いていた人も多く存在したに違いありませんが明らかに笑うタイミングを逃しました。
集音機材では捉えることのできない押し殺した笑いが場内を覆っていたであろうことは想像に難くありません。
お金を払って笑いにきたのに、笑いたいのに笑えないのです。なんと激しいプレイなのでしょう!
新しいお笑いのカテゴリーの誕生でしょうか。
みんなの大好きな女子高生という記号をもってしても、既存の通念を打破することができませんでした。
ただ、私とて凡人。上記のような高尚さを即座に理解できたわけではありません。
本人らに直接問いただしてもイマイチよくわかりませんでしたので、前日の準備やリハーサルを見ていてやっと悟ることができたのです。
かなり、奥の深いバカ芸といえるでしょう。
かように、優秀なる作品が、その意図を理解されないまま忘れ去られてしまうことに危惧を感じ筆を執らせて頂きました。
これをもって、世間一般でのJUNKO2007への不当なる評価への反論とさせていただきたいと思います。